事業計画・報告 事業計画

平成21年度 事業計画書(平成21年4月1日〜平成22年3月31日)

I. 業界の概況〜事業方針〜

(1) マーケットは7年前の水準へ後退

ゲームの国内市場規模は、2004年末の携帯ゲーム機DS(任天堂)、PSP(SCE)の発売、さらに2005年以降の新型据置機各種の販売で、総売上は2007年までは好調に推移してきた。しかし2008年度は、総額で5858億円と前年比15%ダウン、約1000億円の減少となった。この売上は7年前(2001年度)の規模である。
内訳は、ハード売上2606億円(前年比75%)、ソフト売上3252億円(前年比96%、6年前:2002年の規模とほぼ同等)いずれも前年比割れである。2008年度の総額の減少要因は、ハードの売上減が大きく影響しているが、本来はハード普及に伴い、ソフトが増加していくのが通例であるゲーム業界において、昨年からソフト売上の減少が続いていることは、大きな不安要因である。

国内市場規模の推移

(社)コンピュータエンターテインメント協会『CESAゲーム白書』/
2008年は(株)メディアクリエイト『テレビゲーム産業白書』より

一方、海外に目を転じると、国内メーカーの海外輸出総額は好調で、2007年度では、2兆3,445億円(前年比217%)と急激に伸長しており、2008年度においてもその傾向は継続しているものと思われる。2007年度における、『国内総出荷額/総出荷額』は20%である。当然のことながら、ゲームメーカーは、米国・欧州を含めた世界市場でのシェア確保を目指したソフト制作を行なっていくことを意味する。
また、現状の国内ゲーム機のネット接続率は、約40%程度(組合によるプラットフォーマーのヒアリングから)であるが、今後、ゲームメーカーはネットワークサービス(ダウンロードゲーム、ネットでのプレイなど、ゲーム以外のコンテンツの配信等)の充実にも力を入れていくことは確実である。
このような流れの中、昨年の年始商戦期の不調を継続するかたちで、2008年1月〜3月もソフト売上は前年割れの状況が続き、世界的な金融危機の影響も少なからず出てきていることから、マーケットの回復は難しく、2008年度も厳しい市況が続くものと予測される。
国内市場の縮小(世界市場における低いシェア)、ネットワークサービスの拡充を大きくビジネス構造が変化している中、これまでの既成概念にとらわれず、ゲーム販売店が生き残るための施策に積極的に取り組んでいきたい。

(2)テーマは引き続き“お客様に親切な店作り”

厳しい市況の中、価格競争が激化することも予想されるが、店舗が生き残っていくためには適正な利益確保が必要であり、その一つの要因として店舗の販売力(=工夫する力・提案力・顧客サービス)が重要になってくるはずである。
それは例えば、進化するハードの機能についての基礎知識をスタッフ全員が身につけること、また、普及していくネットサービスの窓口になるなど、直接的な利益に繋がらない小さな取り組みの積み重ねが、長期的なお客様の支持獲得に繋がるからである。
従って本年度も、昨年度の事業方針「お客様に親切な店作り(=ユーザー視点の店作り)」を引き続き志向していく、具体的には、昨年度末に立ち上げた店長・スタッフが中心となった「ゲーム販売研究会」の定期的な活動を通じて、店舗に実際に役立つ施策を講じていく予定である。

II. 重点活動

(1) Games Japan Festa 2009 の開催

開催日時   : 2009年11月14日(土)15日(日)両日10:00〜17:00

開催場所   : 大阪ATCホール(2,600平方メートル)

主催      : 日本テレビゲーム商業組合

後援(予定) : 経済産業省、コンピュータエンターテインメント協会、日本複合カフェ協会

協賛      : 未定

内容      : 試遊コーナー90小間、ステージ10枠、物販コーナー5小間

告知方法   : 地元TV局、ラジオ、専門誌、店頭、折込チラシ、Web等々

来場予定数 : 13,000人

重点事項   : 「テーマ」イベントと店舗の連携

1) 出展タイトルの告知・予約促進(店舗)
2) ステージの充実(公開録音の2回開催)

(2)ゲーム販売研究会

本研究会は、第一弾のテーマは「ゲーム機のネット接続について」であるが、昨年末の第一回開催から、10名程度の現場スタッフが参加して、活発な意見交換が行なわれている。第一弾テーマについては、8月末に「店頭マニュアル」を完成させ、9月には加盟店に配布する予定である。
また、その後は、現場担当者の要望も踏まえ、以下の事項についての研究も行なっていく予定である。

【予定テーマ】

1) フルラインアップシステム
2) 販売店が選ぶゲーム大賞
3) ゲームの日
4) Games Japan Festaの企画

■第1弾テーマ 「ゲーム機のネット接続に関して」

(1)開催回数:6回(1ヶ月に1回程度)

  ○第1回(2009年2月24日)問題意識の共有化と研究テーマの方向性の確認
  ○第2回(2009年3月25日)マイクロソフト鰍ノよる「ネット接続の勉強会」
  〇第3回(2009年4月22日)鰍rCEによる「ネット接続の勉強会」
  ○第4回(2009年5月26日)店舗で取扱情報の選別とマニュアルの方向性確認
  ○第5回  店頭展開と販促プランについて
  ○第6回  マニュアルの内容確認

(2)成果物

1、店頭マニュアルの制作。具体的には、基礎的な情報(ネットの周辺機器、基本の接続方法など)を整理し、店舗スタッフのレベルに関係なく、アルバイトでも利用できるものを制作する。
2、参加メンバーの意見により、共通の販促ツールの制作

(3)Z区分タイトル(18才対象ソフト)への対応

1) 八都県市 青少年を守るためのゲームソフトに関する協議会への参加
Z区分ルールの定期アンケートの調査の実施等

2) 神奈川県主催の年齢別レーティング啓発等に関するイベント協力
7月18日(土)に川崎地下街アゼリアで開催のイベントの事前告知(店舗でのチラシ配布)、イベント運営協力

(4)WEBサイトリニューアル準備

Z区分ルールの徹底、ゲーム販売研究会での成果物の告知、配布を行うため、加盟店へのパスワード発行を含む、以下のWEBサイトリニューアル準備をおこない、組合の情報サービスの充実をはかる。

1) Z区分ルールの改訂版の掲載

2) ネット接続のマニュアル掲載(加盟店のみ閲覧可

3) Festaの告知・報告の改訂

4) 加盟案内の改訂

(5)財務委員会設置

財務基盤の強化を目的として理事長を中心に委員会を設置し、以下の事項の検討を行う

1) 加盟店舗・賛助会員の加入促進策

2) 加盟店の消耗品等の共同購買

3) 会費の値上げ

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